工場の管理薬剤師の求人を選ぶメリットと探し方のコツ

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薬剤師の中には調剤をするよりも他の業務を担当していきたいという人もいるでしょう。そのような薬剤師の間で人気があるのが管理薬剤師ですが、管理薬剤師の職場の一つとして工場があります。工場で働くのにはどのような魅力があるのでしょうか。

この記事では工場の管理薬剤師になるメリットや求人の探し方のコツを紹介します。

(薬剤師は40代の人でも未経験の仕事の求人を選べるのか)

工場の管理薬剤師の仕事

工場の管理薬剤師になるとどのような業務を担当するのかをまず確認していきましょう。

管理薬剤師が必要になる工場は医薬品や医薬部外品、化粧品などの製造工場が主なところで、薬事法に関わる商品の製造をする場合には薬剤師の資格を持つ人による管理が求められるのが一般的です。

管理しなければならない項目はかなり広範囲にわたって製品の製造過程から完成した製品の保管までを一通りカバーします。また、その現場での製造フローだけでなく設備や人員についての管理も担当する場合がほとんどです。

工場の現場監督者としての役割を果たすことになると考えると良いでしょう。医薬品を典型例に取って考えてみると、正しく製造されていて品質が基準を満たしているか、製造過程で安全性に問題が起こるようなことは起きていないか、出荷前に保管している間に劣化している恐れはないかなどといった懸念があるでしょう。

医薬品の中には非常に劣化しやすくて冷蔵保存、遮光保存をする必要があるものもあります。また、普通の人が使うと危険を伴うような医薬品も多いので鍵を付けた上に帳簿を付けて管理することが求められている場合も少なくありません。

このように主に品質管理という観点から業務を徹底して行うのが管理薬剤師の特徴で、結果的に製造フローや保管手段まで一通り管理をしなければならないのです。

工場の管理薬剤師の特徴

管理薬剤師の業務は工場以外でも類似していて、基本的には医薬品などの取扱製品について多角的な視点から品質管理をするのが仕事です。製造工場以外でも物流会社が医薬品を保管したり、卸業者が医薬品や医薬部外品を在庫として確保したりするときには管理薬剤師を置かなければなりません。

調剤薬局やドラッグストアなどの販売店でも第一種医薬品などを在庫として持ち、調剤をする場合には薬剤師に管理させることが求められます。このような現場と工場ではどのような違いがあるのでしょうか。工場の管理薬剤師の特徴は変化がないのを良しと捉える仕事なのが特徴です。

一定期間ごとに設備や製品の保管環境などを確認していき、特に何も異常が発生していないことを確認するのが業務になります。カバーしなければならない範囲は広いのが確かですが、いつも同じように確認をしていくだけなので業務に大きな変化がなく、慣れてしまえば簡単な作業です。

ただ、品質に支障をきたすリスクが見つかった場合には速やかに製造管理者に連絡して対応を求めたり、出荷前の製品の品質を確認したり、出荷後だった場合には出荷先に連絡をして回収や交換をしたりすることになります。

このような万が一のときのトラブル対応ではかなり忙しくなるのも特徴でしょう。職場環境としては最近の工場は自動化が進んでいるので建物の大きさの割に人の数が少なくて静かな場合がほとんどです。勤務は平日のみで土日祝日は休める場合が多く、残業の有無はトラブルの発生があるかどうかに大きく左右されます。

ただ、大きな事故がない限りは業務時間内に対応できるのが通例です。工場の特徴として地方にしかほとんどないという点も挙げられます。そのため、都会で働きたい人には向きませんが、Uターン転職、Iターン転職などでもよく選ばれている職場です。

工場の管理薬剤師になるメリット

工場の管理薬剤師になると日常的にはとても落ち着いた気持ちで働ける環境が手に入るのがメリットです。トラブルが発生すると対応を急がなければならないのは確かですが、連日のようにトラブルに見舞われることはまずありません。

決まっている業務を卒なくこなしていくだけで良いので心身ともに負担が少ないのが魅力です。管理薬剤師は給料も製造職などに比べると高めになっているのもメリットで、管理薬剤師手当が入るのが一般的です。工場の中は人が少ないのでコミュニケーションがあまりない場合もありますが、人付き合いが苦手な人にとってはむしろ過ごしやすい職場環境が手に入るでしょう。

工場の管理薬剤師は安定職で人気がある

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工場の管理薬剤師になってみようと思ったときに注意しておきたいのが人気の高さです。工場を建てられるくらいの大きな企業に雇用してもらえるので安定職で定年まで働けると考えられる魅力があり、大手で福利厚生がとても充実しているケースも少なくありません。

工場の管理薬剤師が物流会社などに比べて優れている点として、母体となっている企業の大きさや経営基盤の強さもあるのです。

その魅力があって管理薬剤師になったら終身で働くという人が多く、工場あたりに必要な人数もわずかなのであまり求人がありません。いかにして求人を見つけるかが大きな課題になり、さらに競争になったときにどのようにしてアピールするかも考えることが必須です。

工場の管理薬剤師の求人を見つけるコツ

工場の管理薬剤師の求人を見つけるには二通りの方法があります。一つは製造工場がある地域のハローワークで探す方法です。地方に工場がある場合では有効な方法で、薬剤師の資格を持っている人が見つかりにくくて困っていることがよくあります。

都会で雇って地方に転勤にするというのもすぐには難しい場合が多いため、ハローワークに常に求人を出しているケースも多いのです。もう一つは転職エージェントを利用する方法で、特に大手企業を志望する人には魅力的です。

管理薬剤師の不足をすぐに補いたいという企業からの人材紹介の依頼を受けていて、すぐに入社できる求人を紹介してくれることがよくあります。推薦もしてくれるので競争になるときにも有利な立場に立てるでしょう。

工場の管理薬剤師を目指してみよう

工場の管理薬剤師は地方で働くことになる場合が多いのが特徴で、落ち着いた職場で安定して働くことができる魅力があります。医薬品などの製造工場で品質に関わる広い範囲をカバーして管理業務を担うのが仕事です。数が少ないので求人を探し出すのが大変になりがちですが、ハローワークや転職エージェントを使って見つけ出しましょう。